走ることと音楽などをつれづれに

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術後1週間

遡って11/26。手術後2日目。初めての座薬がうまく効いてくれて、またその前に飲んだ睡眠薬も痛みがとれたおかげで効力を発揮したためだろう。ぐっすりと熟睡。とても寝覚めのいい朝を迎えた。


この日は朝から背中に入っている硬外膜麻酔の管と、足に入っている血抜きの管の除去。2本の管とその先に袋をつけているというちょっと改造人間のような、ちょっと蒸気の出てないサイバー・パンクのような格好だったのだが(本当か?)、これでちょっとすっきり。かなり自由の身になった気分。昨日1日車椅子で移動する時は、ただでさえ包帯を巻いた右足を前につっぱらかして邪魔な格好なのに、硬外膜麻酔と血抜き管まで持っての移動だから結構面倒だったのだ。硬外膜麻酔を抜いたので判るとおり、右足は痛むには痛むが、もう昨日一昨日ほどの痛みは無い。痛い時用に錠剤をもらって、寝る頃に我慢できそうにない時だけ服用をした。

そして入院時お役立ちグッズ活躍。入院前に100円ショップに行った時に、マジックハンドを購入した。足の手術をするので、何か取る時に役に立つかなと思ったのだ。実際便利で役に立つ。床にものを落としたり、窓際のカーテンを閉めるのには便利でなくてはならないアイテムだった。しかしそれ以上に、このアイテムが救ってくれたことがある。それはパンツの履き替えだ!

とにかく手術直後は右足がまったく曲がらない。曲がらないどころか1本の棒。心なしか自分の身体の一部には思えず、別のものが接木されてるような気さえする。かろうじて根元からはコンパスのように弧を描くことはできるが、その先はぴくりとも動かない。困ったのは病院着の短パンを履き替える時。いや、それ以前にその下のパンツを履き替える時だ。足の短さには自信がある。だが、その揺ぎ無い自信をもってしても、人のパーツの標準バランスはその指先を足の先に楽々届くようには作られていない。酢でも飲んで身体を柔らかくしようかとも企んだが、残念ながら入院前にそこまで考えが及んでいなかった。誰だ?「お腹がじゃまなのでは?」と言っている輩は?届かないものは届かないのっ!

しかし届かないということはパンツが履き替えられない。手術翌日は耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで看護師さんに履かせてもらったが、またそのような窮地に陥るようであれば、今度こそ舌を噛んで自害することも考えなければならぬ。煩悶し頭を抱える私の目に入ったのは、部屋の隅に置いたマジックハンドだった。

そうだ!これだ!

自らの閃きに狂喜した私は、早速鼻歌まじりでパンツを履き替えはじめた。ふっふっふっ、サルでさえミカン箱と棒切れがあれば天井から吊り下げられたバナナを取ることができるのだよ。ましてや進化した人類の叡智をもってすれば、パンツの1つや2つ、履き替えることは造作ない。まあ1つでいいのだが。

こうして私は入院中の最大の苦悩から解放されることになった。ただし、この方法は看護師さんに履き替えさせてもらいたい方にはお勧めできないことを記しておこう。


そしてこの頃から床ずれに少し悩まされていく。右足が動かせないのでどうしても姿勢が固定されてしまうので、特にお尻の辺りが動かないために圧迫されて無感覚になってくる。若干姿勢が変えられるようになるまでバスタオルを交互にお尻に敷いたりして、なんとか皮膚科行きは避けられたが、これも初めての経験だった。

左足は例の白い王子様ストッキングを履いていて、また2日目から10日間、血栓の注射を1日2本ずつ打つので、4人部屋でもエコノミー症候群の心配はない(笑)。ちなみに腹部への血栓の注射と腕への点滴で、注射の上手下手がいろいろと判ったりした。腹部への血栓の注射などはうまい人がやると、「え?いつ刺して抜いたの?」って感じだったもんなあ。


手術後3日目からリハビリテーションの開始。この治療においては、手術とリハビリテーションがまさに両輪の輪となって回復の道筋をつけていく。とはいえ手術後2週間は右足に加重をかけることができないので、最初は左足の筋力低下防止と第二の心臓であるふくらはぎを動かす運動から軽く始まった。長い長い復帰へのリハビリテーションの始まりだ。

手術後6日目からはCPM(Continuous Passive Motion/持続的関節他動訓練器)の開始。膝を滑らかに動きやすくするために1回1時間、1日に2度、この機械で足を動かすことになるそうだ。ハインラインの「宇宙の戦士」に出てくるパワード・スーツの足の部分みたいでかっこいい(笑)。

cpm.jpg


この機械に下肢を乗せて固定すると、内蔵されているコンピュータが設定された角度と速度で膝の曲げ伸ばしを強制的にしてくれる代物だ。最初は少ない角度から始めて、日を追うごとに角度を大きくしていき、最大135度まで。退院まで続けるようだ。

この機械、最初は膝自体がなかなか曲がらないのでやるのもきつかったのだが、段々膝が動いてくるようになると、機械にかけると気持ちよく、CPMが楽しみになった。

入院して10日弱。嬉しいのが走るお友達が手術後3日目から、それこそほぼ毎日のようにお見舞いに来てくれたことだった。励みになるし、気も紛れる。なによりも、早く退院して、早く復活して、一緒に遊んでもらいたいなという気持ちになった。

会社の方もなるべく気を使いながら、それでもどうしてもという時に限り、メールを送ってきていた。これも最初はほぼ毎日に近かった(苦笑)。

そして、11/30。隣のブースのUさんが抜糸をしてめでたく退院。短い間だったのに、非常によくしてくれた。これからもしばらくはリハビリテーションに通うので会うには会うようだが、名残惜しいけど会えないのが元気になる証拠だよね。

こうして手術から1週間。思いもよらず目まぐるしく日々は過ぎていった。


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プロフィール

santapapa

Author:santapapa
小さい頃から運動音痴で今までまったく体育系クラブに属した経験がなかったのですが、2007年の2月からipodがきっかけでダイエット目的に走り始めました。だんだん走るのが楽しくなってきた「長~くゆっくり」がモットーのランニング初心者でしたが、故障のため走ることから引退。その後の名医と出会いがきっかけで現在復活のためにリハビリテーション中です。

最初は4km走るのもやっとでしたが、2007年6月にハーフ、2007年9月にフル・マラソンをやっとこさ完走。2008年3月には100kmウルトラを完走し、今はウルトラをメインに、バンド活動の傍らファン・ランを楽しんでます。生活の中で走ることの優先度が低いので、最近はたまにしか走らずリバウンドの兆しが悩みの種。大会参加でモチベーションをあげています。

自己ベストは10km=45:48(第10回記念大会ニューリバーロードレースin八千代 '07.12. 2)、
ハーフ=1:41:50(NET/第13回手賀沼エコマラソン、 '07.10.28)
フル=3:33:30(NET/第56回勝田全国マラソン大会 '08. 1.27)、
ウルトラ=12:34:40(100km/第4回伊豆大島ウルトラランニング '08. 3.29)、
=38:41:42(206km/第3回佐渡島一周エコジャーニーウルトラ遠足 '08. 9.13)。

なお、blog中の仮名は、自ら公開blogでHNをお使いの方以外は個人情報の関係上、原則アルファベットにしていますのでご了承ください。

2009年3月以前の過去アーカイブは旧ブログ『よっこらしょ』を参照。
2010年11月以前の過去アーカイブは旧ブログ『ひょうろくだま』を参照。

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