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手術の概要

手術から9日目。リハビリテーションの時間に、理学療法士の福原大祐先生から術前の状態と手術内容の詳細レクチャーを受けた。ここであくまでも自分の例ではあるが、同じような悩みにある方もあるかもしれないので現時点での選択肢の一例として、故障の発症後から手術までの経緯をまとめてみたいと思う。いろいろと聞いたり調べたりしたが、私自身は医療の専門家ではないのでもしかしたら細かい部分での誤解や思い違い、間違いがあるかもしれない。その点お気づきがあればご指摘をいただけると大変ありがたい。

ちなみに入院前の壮行会(笑)もそうだったのだが、快気祝いの時も必ず症状と手術についての質問が出るので概要の説明用の資料をパワー・ポイントで作ろうと思いたった。が、実はまだ一度もパワー・ポイントを使ったこともないことを思い出した(苦笑)。仕方がないので説明用にごくごく簡単な紙芝居を作ったので、以下の長い長い文章が苦手な方はこちらを参照してね。

md-001.jpg

(上のサムネイル画像をクリックすると紙芝居のページに飛びます)



●病名

 右変形性膝関節症 (OA: osteoarthritis)


●原因と経緯(これまでの全体の経緯から見た私見による総合的な推定を含む)

・直接的な要因:
 2008年11月2日の第12回大阪淀川市民マラソン大会(フル)で一度痛めた右膝を、2009年1月25日の第57回勝田全国マラソン大会(フル)で再発。

・二次的な要因:
 足がO脚(特に右足が顕著)なので膝の内側の方に荷重が多くかかり、上下の軟骨が擦れて磨耗していっている
 30代からの慢性的体重増加
 加齢による劣化

 以上により、これまでに順次進行していた可能性も高い(変形性膝関節症の日本国内の患者数は軽度も含め約700万人程度で特に老齢者、女性に多いそうだ)。

okyaku_001c.jpghiza1.jpg



・発症から入院までの経緯

  2008年11月中旬、右膝を痛めた以降に休足によって一時的に痛みが治まるが、2009年1月の大会の最中にまたも再発。会社の近くの医者で見てもらってMRIもとるが、その時はただの筋肉の炎症との診断される。処置は基本的に放置と痛み止めの処方。その後まったく症状が改善されないので計3つの病院1つの整骨院を渡り歩くが、いずれも同じ診断で同じ処方が続いた。暴飲によってはたまに炎症によって出る水を抜いてもらったりした。痛みがひどくなければ走ってもかまわないという診断をいただいていたので、痛みがひどいはやめて、若干大丈夫そうな時は走っていた。ただし、今にして思えば痛みをあまり痛みと思わない部分もなきにしもあらずで、それが仇になった部分も否めない。

2010年初夏になっても治らないどころかどんどん症状が悪くなっていくので、再度レントゲンとMRIを撮った結果膝の悪化が大きくみられる。その時の担当のスポーツドクター(ランニングも項目に書かれてあったが、どちらかというとスキーの故障が得意だったようだ)から、

「ここまでなっているとは思いませんでした。本当に大変申し訳ないですが、この状況だと膝内側の軟骨がほとんどなくなっていています。そして軟骨は再生しないのです。また半月板もおかしくなっている可能性が高いです。こういうことを言うのは大変心苦しいが、残念ながら今後はもう走ることができなくなります。これからは、運動をするのであれば膝に負担をかけない別のスポーツを考えられた方がいいと思います」

という意味の言葉をいただく。この時点で、寂しいことだが走ることからの引退を決意した。ショックがなかったかと言われれば、それなりにあったのは今でこそ言える。

そして、対処療法ではあるが現状の痛みを緩和するために右足を外側に曲げる装具(アンローダー・ワン/アルケア株式会社)を薦められた。これは処置としても正かったようで、確かに痛みは大きく緩和されて歩く分には楽になった。

その上でドクターのよく知っておられる方に日本でも有数の膝の専門家がいて、また医学の分野も専門部分では日進月歩のところもあり、そこであればまたもっとよい知恵がでるかもしれないと紹介状を書いていただく。

それが特定医療法人社団育成社 佐々木病院内の横浜鶴見スポーツ & 膝関節センターであり、副院長の石川大樹先生だった。

仕事の合間を縫い、しばらくしてから紹介状を持って佐々木病院を訪ねて、これまでの大まかな経緯と膝を治したい、できればまた走れるようになりたいという希望を話し、精密検査を受けた。一週間後に石川大樹先生から詳細の説明をしていただいた。結論からいうと、

・手術とリハビリテーションをすれば、またウルトラマラソンは走れる可能性は非常に高い
・この状態で今手術をすれば、おそらく全盛期を100とすれば85程度までポテンシャルをもっていける
・手術自体は俗に「骨切り手術」と言って骨に人工骨をクサビのように挿入するのでとても簡単とまでは言わないが、この病院では非常に数多くやっている手術である
・入院は約1~2ヶ月。費用は状況によるが、保険適応で入院費も含めて大雑把な概算で負担額40~50万円程度ではないか

という話。将来もう走れる可能性が0だったところから、走れそうな可能性がでてきたのが格段に大きな進歩だったが、懸案事項も多い。

・現在不況渦巻くこの業界の仕事で、中間管理職にありながら1~2ヶ月の休みをとることが可能か?これが事故や死に至る病であれば即入院だが、現在とりあえず歩ける(仕事ができる)状態で、今の会社の現状を考えると手術に踏み切るのはかなりの精神的抵抗がある。
・それなりの金額が必要となり、またその間稼げない(事故や死に至る病でなく、とりあえず歩ける(仕事ができる)状態なのもここに関連)
・手術は初めてなので正直不安だし、恐れからくる精神的な抵抗がある
・他に方法はないのか、手立てをもう少し思案したい

ということで、しばらく回答を保留。その間にも日々の仕事、生活の中で装具を装着していても足の痛みは徐々に強く感じるようになってきた。会社の方々の気遣い、いろんな調整、アドバイスなどと悩み悩みあぐねた上で、11月上旬になって、11月下旬から入院手術をすることを決意。ばたばたと予定を決めた。


●施術前の膝の状況

手術で患部を開いたところ、変形性膝関節症がかなり進行して、膝上部大腿骨内側の軟骨はほぼ磨り減っている状態、膝下部脛骨内側の軟骨もかなり磨り減っていたようだ。半月板は内側が若干損傷していてギザギザになっていたとのこと。膝の皿についても若干損傷。。対して膝の外側は上部下部ともほとんど損傷なし。


●手術内容

・高位脛骨骨切り術(High Tibial Osteotomy : HTO)を施術。脛骨の上部に切れ目を入れたところにオスフェリオン(人工骨補填材/オリンパステルモバイオマテリアル株式会社 1年かけて骨と同化する素材)をくさびのように入れて金属で固定することによって傾斜を変化させて、太ももの骨とすねの骨の軸を変えて膝関節内側のへの負担を大きく軽減させる。

・骨穿孔術(drilling) 残っている軟骨に小さな穴を開けて出血させ、骨から出た骨髄間葉系細胞によって線維性軟骨(軟骨のようなもの)で被覆させて若干の再生を促す。上下約100箇所ぐらいずつ。

・半月板の損傷部分を整える。


そして手術については手術日に記した通り。滞りなく手術は無事終わり、これからはリハビリテーションが復帰への大きな軸となってくる。


もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
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コメント
パクらせていただきました^^
早速パクらせていただきましたよ~v-16
いや、てっきり美少女として復活するのかと思ったら、軽量化だけだったとはv-8(それでも十分か)

さて、第四回のネタも考えないといけないですね。
今度は「歩けるようになったサンタパパと一緒に○将ちゃんにいぢわるする会」とでもしましょうかねv-8

最後にいいわせれていました。
復活おめでとうございます!
2011/01/23(日) 07:49 | URL | なすびん #czwcMj9s[ コメントの編集]
>なすびんさん
どうもありがとうございます。おかげさまでなんとかシャバに戻ってきました。年内には徐々に走れるようになれそうな気配です。

紙芝居拡散歓迎です^^。本体の美少女化はベースがベースだけにあかり難があるといった意見が絶対多数でした^^;。

ではまた例会をやりましょうね(笑)。最初は月1か2ヶ月に1回という某T師匠の意見もあったような(笑)。

2011/01/24(月) 20:05 | URL | サンタパパ #SFo5/nok[ コメントの編集]
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santapapa

Author:santapapa
小さい頃から運動音痴で今までまったく体育系クラブに属した経験がなかったのですが、2007年の2月からipodがきっかけでダイエット目的に走り始めました。だんだん走るのが楽しくなってきた「長~くゆっくり」がモットーのランニング初心者でしたが、故障のため走ることから引退。その後の名医と出会いがきっかけで現在復活のためにリハビリテーション中です。

最初は4km走るのもやっとでしたが、2007年6月にハーフ、2007年9月にフル・マラソンをやっとこさ完走。2008年3月には100kmウルトラを完走し、今はウルトラをメインに、バンド活動の傍らファン・ランを楽しんでます。生活の中で走ることの優先度が低いので、最近はたまにしか走らずリバウンドの兆しが悩みの種。大会参加でモチベーションをあげています。

自己ベストは10km=45:48(第10回記念大会ニューリバーロードレースin八千代 '07.12. 2)、
ハーフ=1:41:50(NET/第13回手賀沼エコマラソン、 '07.10.28)
フル=3:33:30(NET/第56回勝田全国マラソン大会 '08. 1.27)、
ウルトラ=12:34:40(100km/第4回伊豆大島ウルトラランニング '08. 3.29)、
=38:41:42(206km/第3回佐渡島一周エコジャーニーウルトラ遠足 '08. 9.13)。

なお、blog中の仮名は、自ら公開blogでHNをお使いの方以外は個人情報の関係上、原則アルファベットにしていますのでご了承ください。

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